Bleeding Cherub

Bleeding Cherub · Winter

Winter

Track 2 · Winter · 2025

銀の月の 淡い光の下
世界は 雪の下の 骨のように 静まりかえる
鴉が 風に 秘密を 鳴き交わし
氷の指が 心の奥に 寒気をもたらす
影の戯れる 深い森で
古い木々が 悲しげな灰色に 佇む
葉ずれの音も もう なく
ただ 静寂だけが この夕べを 満たす

冬の 白いヴェールが とても清らかに 降りてくる
命を 消し 確かなものを 消しながら
雪は 墓を 覆い 霜は 突き刺さる
死が 揺るがぬ この 凍てついた静けさの中で

星々は 凍てつく大気に 息絶え
その光は 夜の絶望に 呑まれる
陽の光が 亡霊のような灰色に 褪せる場所で
凍った経帷子が 果てしなく 支配する
この 不毛の地に けれど 鴉は 飛び
その記憶は 風の 冷たいため息に 舞う
雪の丘から 狼の嘆きが 昇ってゆく
過ぎ去った夏を悼み その もの悲しい遠吠えが 響く
(おおおーん おおーん おおおーん)

冬の 白いヴェールが とても清らかに 降りてくる
命を 消し 確かなものを 消しながら
雪は 墓を 覆い 霜は 突き刺さる
死が 揺るがぬ この 凍てついた静けさの中で

それでも 夜の 静けさの中で
静かな約束が そっと 光に語りかける
雪の下からの 再生を
若葉が 輝きとともに 芽吹く 春の訪れを

冬の 冷たい手が 離れて
大地が ふたたび 育ちはじめる時
あの 闇の 降りたことを 忘れないで
その 美しさと 絶望の中で 闇が 私たちみんなに 与えたものを

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